アルバムではなく絵本にした訳
- それはこんな経緯でした
SEROでは、過去に複数の産婦人科のホームページや、
イメージキャラクター・LOGO・グッズなどの企画・制作を
行ってきました。
そんな経験を通じ、各医院で様々なアメニティー・グッズを
目にしてきましたが、どれも生まれた時、
あるいはその後数ヶ月までは役に立ちそうでも、
永きにわたって残る物はあまりありませんでした。
手形・足型などもありました。確かにこれは残ります。
でもどんな医院で生まれたのか、
どんな先生にお世話になったのかは残りません。
医院のLOGO入りのアルバムもよく見ました。
これも医院名はわかりますが、
やはりどんな医院で・・・などはわかりません。
実際、私のアルバムを見ても、
生まれた医院や先生のことは知る由もありません。
しかも、アルバムの所々の写真が剥がされています。
これは幼稚園時代に自分の生い立ちファイルを作る課題に
利用するために、使ってしまったためです。
きっと一番いい写真を選んだにちがいありませんが、
今となってはそのファイルもなくなり、
そこにはどんな写真が貼ってあったのかもわかりません。
写真だけでなく、生まれた医院や院長の想い出も、一緒に残せないか。
そして、風化せずに一生残るような形に出来ないか。
そう考えるようになりました。
あるとき、撮影の仕事で写真集を作っている時にふと、
アルバムではなく、製本した本にしたら・・・と思ったのです。
せっかく製本するなら、
物語のある絵本にすれば楽しいのではないか・・・、
そう思い
さっそく友人の絵本作家に相談してみました。
そして出来たのが「ひかりのこ」というストーリーです。
この企画を聞いて、友人がクレイ作家を紹介してくれました。
早速お願いしてストーリーと作品制作を依頼しました。
そして「こんにちはあかちゃん」が生まれました。
次は、少ロットの絵本を印刷・製本してくれる業者探しです。
日頃お世話になっている何件かの印刷所に相談に行きました。
元のストーリーは共通でも、1冊ずつ中身の違う本を
効率よく印刷・製本出来る手段を探し当てるまでに、
かなり苦労しました。
そして今、構想から1年かかって、
やっと皆様にお届け出来る準備が整いました。
面白かったのは、この企画に何かの形で助力してくれた
友人や業者の女性達(母親)がみなこの本を気に入り、
「私の子供のも作ってよ!」と
依頼してきたことでした。
(残念ながら、やはり医院や院長の写真はありませんでしたが)
きっと産婦家族やおじいちゃん・おばあちゃんも
喜んでくれるに違いないと確信しました。
また絵本が読めるようになったとき、
この絵本の主人公もきっと興味を示すでしょう。
この絵本が家族や赤ちゃん本人の
かけがえのない想い出として、
永く愛され続けることを祈っています。
SERO 代表 小澤 秀之